-6キロ

久しぶりに塚原と話した。
課題にぶつかると、いつも助けを求めるのは彼女だ。
スペースコンペも、就活のときも、私の支えになってくれた。
塚原とは大学の１年の時に同じクラスで、
２年に上がる際、彼女は他大学へ進学した。
大学合格の知らせを名古屋に帰省していたときに耳にして
彼女の合格を喜んであげたい気持ちと
離れて行ってしまう寂しさで
ぐちゃぐちゃになって泣き崩れたのをふと思い出した。
「すごいと思う人はみんな、一所に留まっちゃいないんだよ」
父の言葉が胸に刺さったのを覚えてる。

唯もそうだったけど、大学で仲良くなる友達はいつも離れて行った。
私は幸福の神なのか、疫病神なのか。
取り残されるのは寂しいから好きじゃないよ。

今回会った塚原は激ヤセしていて、
日々の忙しさを一見して読み取ることができた。
「痩せると貧相になるからやだ」と言っていたけど
すごくキレイになってた。
充実した忙しさは、人を美しくする。
わたしもカガヤク女性になりたいな。

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あいぼんがスタバを卒業することになった。
最後まで頑張った彼女にエールを送ります。