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友達から招待券を2枚頂いたので、就活で知り合った友達と一緒に見に行く予定だった『光』展。
なんと、風邪にやられてダウンとのお達しを受け、一人で寂しく見てきました。

 

松本陽子さんの描く光(絵画)と、野口里佳さんの見た光(写真
二人とも捉え方も描き方も違うのに、共通して重力を感じた。
最近見た『オランダの光』という映画を見た影響もあって
野口さんの写真から、その空間に漂う空気を敏感に感じた。
展示の仕方もとても凝っていて、ライトの使い方で更に写真の良さを引立てていたのがとてもよかった。
雪の写真は光が乱反射していて、
庭の写真は独特の湿度と、モネの描く絵画のような印象を受け、
飛ぶ夢で見た、というタイトルの写真は掴めそうで掴めないもどかしさを感じ、
砂漠の写真は、鼻の奥が乾燥するような感覚に陥る。
今まで見た写真の中でも感性に訴える力が強く、心が弾む想いだった。
松本さんの絵も、現代アーティストらしく、なんなのかは良くわからなかったけど(笑)ただキレイだなとか、気持ちがふわふわ浮く感覚とか、プラスの気持ちに持って行ってくれるような絵で心地よかった。
二人のギャラリートークを聞きに行った友達から、松本さんの絵はだいたいの作品が1日で描かれていると話を聞いていたので
この絵を一日で描く というエネルギーに驚かされた。
ただ只真っ白な壁と、恐ろしい程高い天井も潤す程の彼女の絵は、生命力を感じた。

良い作品を見に行くと、敗北感で満タンになる。
どこまで自分は頑張れるのだろうか。
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何もしていない日も、美術館に行くと何となく充実した気分になってしまう。
それでもいいのだ。何もしないより。

先週の11日、思い立ったように板橋区立美術館に行ってきた。

ゼミの先生が関わった、英一蝶の展覧会でした。
英一蝶については、先生に教えて頂くまでは全く知らなかったのですが、板橋の西高島平駅に付いた時に「この辺の美術館わかりますか?」っておばちゃんに話しかけられて、「わたしも行くんですー」って言ったら「一蝶が戻ってくるって言うから、これは行かなきゃって、埼玉からきたのよ」って言うから、それ程のファンがいる画家さんなのだと確認。
英一蝶。
生まれつき、絵の才能に恵まれた一蝶は狩野派に入る。にも関わらず、狩野派らしからぬ不真面目な技法で絵を描いた。綱吉の時代に生類哀れみの令により島流しにあった彼は、島で絵を描きながら、島で恋に落ちた女と子どももこさえて、江戸に帰ってくるのである。
なんだか凄まじい人生を歩んでいるはずなのに
彼の絵はいつも笑いの要素が含まれていて
見ている人の頬を緩める。
そんな型破りな一蝶に負けない先生の展示ポスターが力強くて
よくもこんな小さな美術館で、こんな斬新な企画をしたなぁと思っていた。
先生に話を伺うと、板橋区立美術館の館長さん自身が一蝶の研究者で今回の展示も自分で絵を集めたりして、想いの籠った展示会だったそう。
そして、結構なお年なのにいつも「やるなら、おもしろいことをしたい」という強い想いを持った方らしく、今回の先生にお仕事を依頼したのも、どこからか先生のことを知って、自ら尋ねてきたそうです。
英一蝶も、知れば知る程おもしろい画家です。
地位や名誉や貧富の差、すべてを笑い飛ばすような作品を見て、人間としての強さというものを感じました。
私が行った11日には、既に先生のディレクションした図録は完売。
授業で見せてもらって、すごくステキな本だったから欲しかった!
裏から入手してやる(今日先生にお願いしてみた。笑)
それにしても、板橋区は島流しかと思う程遠い美術館だった・・・



遊び呆けた5連休に加え、極めつけは24日も友達とメアリー・ブレア展に行くという、25日は週に一回しかない、貴重なゼミだというのに私ったら・・・
そして、もちろんサボリ癖が付いた右腕で一晩にできる仕事量は
「いただきます」の「いだきま」の4文字。
なんだよ、いだきま って。
この中途半端な出来栄にも溜め息一つつかずに講評してくれる先生。
嗚呼、あなたは100%優しさでできている。
前期の先生の場合、ぶっ飛ばされる以上の
存在を無視されるという極刑が待っていたことでしょう。
でも、だめだ、先生の優しさに甘えているーーーー
気を引き締めます。


メアリーブレア展は、一人で見に行ってもディズニー知識の低い私ではきっと満足に理解して帰ってくるのは難しいので
マナとアスコさんを誘って行きました。
そこには1950年代に働く女性の姿がありました。
あの時代に女性が仕事に就くことすら偉業だったようで
どれだけ大変だったかなんて、まだ大学生の私にはわからないけど
自分の主張を強く通すことが苦手なメアリーがもつ強さに感動。
真摯に人々と接することで信頼を得て、
皆知らないうちに、彼女に導かれ
彼女の理想通りの状況になっているということが多かったらしい。
わたしも強制することが苦手で、
グループで作業するときも人の顔色を伺うことが多い。
彼女と私の違いは、「こうした方が良い」という確固たる判断力か。
そこにまだ自信がないから、
人の反応を気にするんだろうな。

ディズニーの作品の完成図にメアリーの絵が描かれることはほとんどなかった。
でも、物語がスタートするもっと根本のイメージ構想の全てがメアリーによってつくられていた。
彼女なしではイッツ・ア・スモールワールドも白雪姫もシンデレラもふしぎの国のアリスもピーター・パンも生まれなかった。
ものすごい想像力の持ち主。

ディズニーの作品に対する半端ない想いを読み取ることができた展覧会でした。

メアリーの卒業してるカリフォルニアのシュイナード美術学院が気になる。
なんでもウォルトが構想した大学で
ティムバートンもジョン・ラセターも出身校らしい。
厳密に言えば、シュイナード美術学院とロサンゼルス音楽学校は統合されて、今のカリフォルニア芸術大学になるので、
ティムとジョンはカリフォルニア芸術大学出身なのだけれど。
自分の子どもが芸術系に進むって言い出したら
ここに行かせてみたい。笑



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2009/09/18~23まで下北沢にある"commune"にてSTOMACHACHE.の展示をします。

"WALK THE PAPER STREETS!"
2009/09/18(fri.)~23(wed)
12:00~21:00

commune
〒 155-0031 東京都世田谷区北沢2-33-6 2F
TEL: 03-3466-5198



ともだちのともえが下北沢で展示します!
私の大好きなアーティストです。
是非是非足を運んで下さい!

っっったはーーーーーーー!!!
立花課題、何とか講評まで走る事ができました!!
今回の課題、大学生活で一番自分と戦った。
オリジナルな資料を収集、収集、収集、、、永遠に収集しましゅた。
そして集めたものを編む。
うーっ、これぞ 編 集 !!
始めの頃は、先生の言ってる事も、言わんとしてることもサッパリわかんないし、口悪いし、性格悪いし(ヲイ笑)
本気課題とり間違えたと後悔してた。
でも、課題やっていくうちに、
いろいろ失敗して先生に張り倒される(精神的に)度に、
ハッとさせられて、気付くこと、たくさんあった。
本当、子どもな自分にやっと気付かされた。
カラダもはりました。
何てったって、お題が「からだ」だもんでよ。
裸になることは、もはやこの課題の導入。
それは言い過ぎだけど
クラスの三分の一くらいの子は、裸、やってました。
友達の前で半裸になるのにもなれた。笑
女子大だしね。学校でなら、へーきへーき。
墨まみれになったり
アクリルまみれになったり
ジェッソ塗りたくったり
いろいろやったなぁ。

最終的には「みんなもっとできる子なんだから」って・・・
先生!そんなツンデレ!!!!(」°ロ°)」
好きにならずに居られると思って!?
「愛してる」って叫びたかった。
むしろ叫んだ。
そんな講評。

でも再提出(ちーーーーーーーーーーん)
続・からだ
23日までの頑張り!

そのあとまだ立続けに課題がああああああ

頑張れ、ナツヤスミ前のアタシ!


ここ一週間は、立花さんの鞭と、林さんの飴の交互で
軽い中毒症状なへこでした。
オトナの魅力!!バカ!!
その上デザインワークがカッコイイなんて!!ズルい!!笑



そうそう、
 
前maloと一緒に行ったPAPIER LABOの封筒展で買った
アメリカのビンテージ封筒でおばあちゃんにお手紙書いたよ。
封筒が可愛過ぎて、自分の下手な字は載せられず、
宛先をパソコンで出力しました。笑
おばあちゃん、よろこんでくれるかなー^^

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自己紹介:
2010年女子美術大学卒
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